来年は兎年です。そこで、兎にちなむ言葉、教えと新しい年への期待を書きたいと思います。
まず、守株待兎（しゅしゅたいと）という言葉がありますが、聞いたことがありますでしょうか。株かぶを守まもりて兎うさぎを待まつと日本では言われることが一般的だと思います。これは、中国春秋時代、宋の農夫が、ある日、兎が切り株にぶつかって死んだのを見て、また、同じような事が起これば、楽して兎を捕れるものと思って、仕事もせず、毎日切り株を見守ってばかりいたので、畑は荒れ果て国中の笑い者になったという話があり、同じことを期待して、同じことを続けていても駄目だという教えの故事です。
また、兎といえば、因幡の白兎の話は有名で、兎がワニ（さめ）を騙して、その結果、逆に懲らしめられ、更に自分も騙されます、しかし、優しい神様が助けてくれて、その神様は、八上比売（やかみひめ）という美しい姫に選ばれるという話ですね。これは、騙せば騙され、人に誠実にしていれば自らに幸せがくるという教えでは無いかと思います。
兎年に向かい、よく言われる飛躍の年とすべく、行動が大切で、過去に固執せず、誰にも誠実に有言実行、新しいことにチャレンジしたいものです。会社としても個人としても、良い年にすべく、いつも通りを超える行動を起こして、諦めず挑戦していきます。