あっという間に１０月、秋になり、気は早いですが、年末も見えてきました。秋にちなむ格言の一つに「一葉落ちて天下の秋を知る」というものがあります。「淮南子 (えなんじ)＝中国前漢時代の『淮南子』という書物 」説山訓の「一葉の落つるを見て、歳のまさに暮れなんとするを知る」から来た言葉です。昔は季節や気候の予想手段もなく、落葉が早い青桐 (あおぎり) の葉が1枚落ちるのを見て、秋の来たことを知ったということで、わずかな前触れから将来の大きな動きを予知できることが出来るあるいは予知すべきだという教えとなっています。

今や多くの手段で、多くの情報が容易に得られますが、あふれる情報が正しいのかを吟味しないとならない時代となっています。情報を吟味し、情報を理解して、今から何をすべきなのか、しっかり考えることが求められています。インターネット・SNS、文献、新聞、テレビなど出来るだけ多くの手段で、多くの情報を得る努力を続けたいと思います。そうすることで、これから自分が何をすべきかの答えに近づけるのではないでしょうか。あなたにとっての大事な一葉はきっと見つかります。