2022年06月13日
「3人のレンガ職人」の寓話
今回は、良く聞く話が題材です。見聞きした方も多いと思いますが、3人のレンガ職人の逸話について書きたいと思います。どんな話かご紹介します。
ある旅人が道を歩いていると、一人のレンガ職人がレンガを積んでいるところに出会います。旅人が「あなたは、何をしているのですか?」と尋ねると、レンガ職人は、「見ればわかるだろう。親方の指示で、レンガを積んでいるのだ」と答えました。
旅人が歩いていくと、別のレンガ職人に出会い、また、「何をしているのですか?」と尋ねると、二人目のレンガ職人は、「レンガで壁を作っているのさ。家族を養うために」と答えました。
旅人がさらに歩いていくと、また別のレンガ職人に出会います。また、「何をしているのですか?」と尋ねると、三人目のレンガ職人は、「皆が集まる教会を作っているのさ」と、目を輝かせながら答えました。
働くときに、目的をもって仕事をすることで、モチベーションが高まり、良い仕事ができるということを示唆していて、目の前の作業だけに目を奪われず、その先にある目的やビジョンを考えることが重要だと思います。
走り高跳びにも同じような話があります。高跳びは、バーがあるから、高く飛べますが、バーがないければ、目標がなく、おそらく高く飛ぶ意欲は薄れるでしょう。さらには、バーがあっても、例えば、1m70cmを飛ぶことを目標にするより、オリンピックに出る・メダルを取るという目的を持てば、次々とバーの高さを上げていくでしょう。
目の前のこと、手段やプロセスだけに囚われず、その先にあるビジョン、仕事の真の目的などをしっかり見つめて生活し、働き、ワクワクして過ごしましょう。